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第41回・ケインタコ+αの青春街道
●2006年4月4日
●秋田市中心部→潟上市大久保→八郎潟町一日市→大滝山温泉
「ケインタコさん。ラーメンでも食いにいかない?」
このメールが飛んでもない企画の始まりになろうとは・・・
2006年4月6日の昼過ぎ。部室にいた私はこんなメールを打った。
ケインタコ(通称・インタコ)は虎視耽耽というブログの管理者でもある。
彼が言うには、大久保(潟上市昭和大久保)にうまいちゃんぽんの店があるとのこと。
「ほぉ?大久保まで行くんですか。」
大久保は遠い。チャリ旅オンラインの北へ向かう指針の経由地でもある。
まぁ、裏を返せば「大久保」をチャリ旅の目的地にしたことなど今までなかった。
大久保を全く知らない湊さん。
というわけで昼過ぎ。ケインタコさんの家に私は馳せ参じた。
温泉用具を持っていざ出発。
まっすぐな轍「秋田北インター線」(秋田市外旭川)
上新城中集落を通り、岩城を通過。金足に入って・・・
ローソン金足片田店で284円(お茶とチョコ)を買って。
県道41号線の旧道を行く。
この旧道は馬踏川(まぶみがわ)沿いに作られている。
ケインタコに馬踏川は八郎潟に注いでるという話をすると・・・
「へぇ」という返答。
秋田市を流れている川が八郎湖に抜けるというのはたしかに意外。
小高い丘の岩瀬神社(秋田市金足岩瀬)
秋田市の最北。岩瀬という集落にたどりついた。
まぁ、私も岩瀬という集落を通るのは初めて・・・
なぜなら現道は岩瀬集落の西側を大きく迂回しているからだ。
ま、これも旧道の旅の楽しみってやつですか?
うまい具合に写真が繋がってるが別に狙ったわけではない(・。・)
中央を貫流しているのが馬踏川である。
この神社の由緒などは私の調査不足で不明だが、いずれ調査したいと思う。
八丁目、乱橋を経由して、潟上市の中心部「大久保」に入る。
大久保サイクルが見えてきた。
ここの自転車屋には相当お世話になっている。
お目当てのちゃんぽん屋(ま、居酒屋である)が見えてきた。
万松(まんまつ)
ま、入ったときの第一印象は「漢(おとこ)らしい」
凄い力強い店だ。w
ま、ちゃんぽんが美味いというので。
塩ちゃんぽんを注文した。ケインタコさんはカレーチャンポンを頼んだ。
これで700円である。相当なボリューム。
ま、正直言うと、生まれてはじめてちゃんぽんを食べたのですが・・・
うまいもんです(・。・)
ケインタコ御推薦というのも分からなくも無い。
テレビでは甲子園(センバツ)の決勝「横浜×清峰」を中継している。
「万松」秋田県潟上市飯田川下虻川
簡単に言えば、大久保の旧道を能代方向に向かって左側にあります。
すぐ分かると思います・・・。
ってか住所は飯田川じゃん。
話は前後して。
大久保の羽州街道(旧国道7号線)を走っていたときのこと。
「畠栄(はだえ)のあんごまもちたべたいなぁ・・・」
と、湊さんが口走ったことでケインタコが一気に興奮した。
「八郎潟まで行くべ!」
ということで、急遽旅の指針は「八郎潟」に向いた。
おぉ、森山(南秋田郡井川町浜井川)
結局「大久保」は中継地になってしまった。
旅は北へ。一気に傾いた。
井川でちょっと左折して「今戸」という集落に入ってみた。
はじめてやってきた集落。
山田喜六自刃の地碑(南秋田郡井川町小今戸)
「豊川村山田ノ館主、山田喜六なるもの天正年間主家の秋田家ノタメ計ルコトアリ面潟村浦横町ナル浦ノ城主三浦氏ニ出行、帰路本村小今戸ニ至リシ時、ハルカ山田ノ館ニ火ノ出アルヲ見。始メテ欺カレシヲ知リテ茲ニ自刃シ果テヌ。(下井河村郷土調査)」
豊川村とは潟上市昭和。面潟村とは八郎潟町。本村とは井川町のことである。
安東氏の内乱、湊合戦で主家、三浦氏に馳せ参じて主が自害してしまい、
帰城する途中、遠く自分の城から火が上がってるのを見て、死を決した山田喜六。
天正十八年八月十五日。ここ小今戸の地で山田喜六は自刃した。
秋田には、まだ数多くの戦国の息吹が残っている。
小今戸簡易郵便局(南秋田郡井川町小今戸)
まだまだ、この集落はレトロな感じがする。
忘れられない。いや忘れてはいけない風景がここにはある。
馬場目川と森山。(南秋田郡五城目町大川)
馬場目川って二級河川なんですよね~♪
ケインタコさんは昔、五城目に住んでいたことがあって・・・
「森山」とか「馬場目川」とか言う単語を聞いて懐かしそうでした。
時間があったら五城目まで行けたんですが、ほんと残念です。
一日市商店街(南秋田郡八郎潟町一日市)
一日市とは秋田県三大盆踊りの一つ「一日市盆踊り」が開催するところ・・。
あんごま餅・・・♪あんごま餅・・・♪
しかし先に行っていたケインタコの顔色がおかしい。
手でバッテン。定休日。(毎週火曜日定休日)
いつだったかのことを思い出した。
大鰐温泉でのこと。毎月定休日18日ってのにあたってしまった。
確立として1/31である。当たる方が難しい。
でもいいさ~また旅に来る目的ができたんだから。
急いで羽州街道を南下。
一日市、大川、下井河、飯塚、下虻川、大久保。
菅英佃煮本舗でお買い物。
佃煮2パックで500円とはお買い得。
奥羽本線&男鹿線追分駅(秋田市金足追分)
追分とは道の分岐。最近、この駅にも自動改札が投入された。
追分駅前喫茶のポニーテールで一服。
コーヒー飲み放題200円(学生限定)は安い。
松本英子ファンのケインタコにはたまらない空間だったろう。
羽黒神社(秋田市下新城中野)
出羽三山の「羽黒山」「月山」「湯殿山」の御神体がある。
旅路はまだまだ続く。
下新城から上新城に抜けて県道41号線を一路東へ。
上新城道川の愛染に着いたのが18時過ぎ。
この旅のクライマックスは秋田市の誇る秘湯「大滝山温泉」
道川神社(秋田市上新城道川)
今日はどうもついていない。
チャリ旅の醍醐味はそこにあるのか。
仕方が無いので旭川沿いの秋田温泉プラザで入浴。
充実した旅だった。
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